社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

ゲーム交流を振り返り

ゲーム交流が行われた週明けに振り返りを行った。ざっくばらんに「どうだった?」と問うた。子どもたちからは、「操作キャラがなぜかドンキーコングになった」、「なぞの人物が乱入してきた」などのハプニングの内容から、「実はすごく緊張していた」、「プ…

ゲーム交流無事終了!

東京オリンピック・パラリンピックを題材とした総合的な学習の時間に、金沢で事前合宿を行ったフランス・パラ水泳代表チームと合宿前から大会閉幕後の今も交流を続けている。 今回は、「コロナ禍でも絆を深めることができる国際交流」をテー…

開催に向けて

子どもたちは、キャラクターのお面づくり、当日応援用の旗、旗につけるようの折り紙をつくることになった(前回記事参照)。授業時間で行うのではなく、やりたい子が休み時間や家庭で取り組むことになった。 また、この週は感染状況を考慮し、急遽対応しなけ…

開催形式の決定

ゲーム交流を行うに際し、考えられる3つのパターンのうち、感染状況および運営の効率性をもとにXさんとYさんと相談した結果、ハイブリッド型で開催することとした(以前のフローと若干異なるが)。前回の授業から、XさんとYさんの苦労を伝えたところ、Switc…

現状の確認

ゲーム交流が近づいているなか、XさんとYさんは非常に大きな苦労のもと、様々な手続きを行ってくれている。この過程については、今年度の総合実践の総括の際のキーになってくることに加え、子どもたちからも端末確保どうしようかという迷いが日記や振り返り…

ゲーム交流を実施する際のパターン

今週は諸事情につき、授業があまり展開しなかった。ゲーム交流を実施する際に、どのような形態で行うことになるかを、オリンピック関連事業推進室のXさんから示していただいた3つのパターンをもとに子どもたちと整理した。ゲーム交流は時差の関係上、夜間と…

選手とのオンライン交流

オミクロン株の猛威でフランスパラ競泳選手の合宿は中止になったと思っていた。だが、現地コーディネーターと急に連絡がとれ、予定通り開催しているという情報が入ったため、急遽オンライン交流をすることとした。19時45分スタートという遅い時間からのスタ…

具体的なイメージをもたせる

Switch本体の問題は一度置いておき、ソフト(マリオ&ソニック東京2020)に関しては版権をもつ株式会社セガにコンタクトをとることとなった。このあたりは、XさんとYさんが担当してくださっている。このことは子どもたちに知るべき情報として共有をした。 お…

つらい事実の報告

3学期の学習がスタートして、2週間が終わった。2学期に取り組んでいたことの結果に関する詳細はある事情で割愛するが、新たな方法を探さざるを得ない状況となった。出た結果は残念であるが、こういうことが子どもたちの学びになると信じている。世の中、…

古川社長の心をつかむ動画にするために

話し言葉と書き言葉では、思いの伝わり方に大きな差があるということをこれまでの学習の中で見出していたので、当初より子どもたちは動画でメッセージを伝えたいと言っていた。前回の授業では手紙を完成させたこともあり、今回はその動画の内容を考えた。長…

古川社長への手紙内容を考える

手紙内容を考える。授業前日に、自分ならどんな手紙内容にするかについて考え、毎日書く日記の代わりに書いてくるように指示した。各々が思い思いに書いてきていた。これまでの学習でのことを想起しながら書き、一生懸命さが伝わってくるものの、当然のこと…

古川社長にお願いをしよう

以前、単にお願いをしても、任天堂の社長は貸してくれるはずがないということを確認した。相手側にとってどんなメリットがあるかを考え、それを伝えればチャンスがあるかもしれないということで任天堂サイドにどんなメリットがあるかを考えた。1学期当初に…

選手たちと一緒に遊ぶために

小集団での交流プロジェクトは市役所と調整のため、3学期まで一旦保留とする。その間、一緒に遊びたいというところを受けたオンラインでの交流プロジェクト(目の前に現れる課題 - 社会とつながるリアルな学びの実現に向けて)に学習を戻す。 以前の記事に…

小グループごとの交流プロジェクト〜プレゼン本番〜

オリンピック関連事業推進室のXさん、Yさん、交流員のZさんを教室に招き、それぞれのグループの取り組みの構想を伝えた。今回は、あえてXさん、Yさんに事前にどんなチームがあるか、どんな取り組み内容を考えているのかということに関する情報共有をしなかっ…

今後の総合の展開

子どもたちのやりたいことは数多く、総合の字数だけでは足りない。それゆえ、総合の時間の枠を超えて展開していく。オンラインでのゲームについては、以前の記事でもふれている。同時に行うのは、ものづくり(何かを作ってプレゼントしたい)と、小集団ごと…

小グループごとの交流プロジェクト〜プレゼンに向けて〜

いろんな「〜したい」が出たので、全てを全体で取り組むことはできない。それゆえ、小集団ごとに展開していくこととした。その際に、何でもOKというのではなく、ある程度の質を高めるために、アイデアをオリンピック関連事業推進室の方にプレゼンし、いいも…

手紙の返事

koufuku54.hatenablog.com 【フランスの文化を知ること】、【一緒に何かする】、【選手について知る】、【日本の文化を知ってもらう】の3つについては協力が必要だから、オリンピック関連事業推進室のXさんとYさんに報告をしようということで子どもたちが手…

目の前に現れる課題

自分たちが今どんなことをしたいかということを書いた手紙をオリンピック関連事業推進室のXさんとYさんに送った。その返事が次週となり、そこからストーリーが大きく展開していく。それゆえ、今週は1コマのみとした。この題材を、国語・総合・図工と取り上…

今後の展開の見通しをもつ

前時で拡散的にアイデアは出たものの、全てを実行することはできない。さらに、コロナ禍であることを考慮していないため、その点においても検討する必要が出てくる。いわゆる拡散段階から収束していく過程において、大切にしていかなければならないのは視点…

選手としたいこと

昨年度の実践では、「コロナ禍ならでできること」を考えるあまり発想に広がりが十分に見られなかった。当初はそれがいいと思っていたが、今回は一度「コロナ禍」という思考の制限となるものを外してみようと考えた。(まずは、発想を広げ、そのあと絞りをか…

文化体験動画を見た選手たちの反応

蔓延防止措置も解除されたこともあり、オリンピック関連事業推進室のお二方を教室にお招きした。そして、1学期に児童がつくった『選手がバブルの中でも楽しむことができる文化体験動画』をホテルで視聴した選手たちの反応をお話しいただいた。 頑張ってつく…

これまでの学びのふり返り

動画の反応を知るために、職員をお招きすることになっているが、その間、これまで歩んできたことを確認した。年度当初同様に、どれくらい知っているかをネームに位置付けた。オリパラに関する自己変容を把握するためである。これまで学んできたり、それぞれ…

2021年総合的な学習の時間概要

2021年総合的な学習の時間探究サイクル 2021年はオリパラを題材としている。2020年にフランスパラ競泳選手と交流していた経緯があるので、そこから学習(以下のお礼ムービー)を展開した。 www.youtube.com 子どもたちにとって、オリンピック・パラリンピッ…

ブログ再開

書籍執筆につき、ブログ更新をとめてしまっていた。 自身の実践を書籍にまとめた際に、このブログが大いに参考になった。 日々の授業に追われる中、記事を書いていくことは大変ではあるが、自己省察につながるため、間違いなく実践の質の高まりにつながるで…

金沢からかみ団扇づくり

前回の記事で取り上げた内容のうち、金沢からかみ団扇づくりについて取り上げる。「金沢からかみ団扇づくり」と「アプリづくり」の同時並行で行っていたため、時間を遡っておっていく。 koufuku54.hatenablog.com 7月に登場していただいたオリンピック関連…

現状の打開策

規定路線の決め決めで動いていないこともあり、総合の授業展開を完全に見通すことはできない。(既存のカリキュラムをなぞるだけのものは非常に容易であるが…)実社会とのつながりの中で、落とし所を水面下で探ったり、交渉をしたりすることが必要であるため…

目の前に現れる壁

(先々週の授業であるが、間に何をしていたかについては後日の記事で取り上げる。) 子どもたちはアンケート結果の分析を行い、見出した課題の解決策を考えた。前回 、近江町市場振興組合の方に教室に来ていた段階から、考えたアイデアを聞いてもらおう!と…

子育て世代の地元客を呼び込むアイデア

2週間分まとめて掲載する。子育て世代の地元客を呼び込むアイデアを検討した。黄色が児童が考えたアイデアである。視察があった授業であったため、指導案も記載する。 参加者の方からは「子育て世代」というキーワードを子どもはどの程度理解しているかとい…

アイデアを生み出す方法

前年度の実践の課題をどう打開するかということをじっくり考えてきたが、そのパズルのピースが2週間ほど前に全てつながった。タイミング的にも今がちょうどいいと思い実践した。本筋の授業とは異なる展開に1コマ(+家庭学習)時間を設けた。 前年度もこの…

理由の検証

どっぷり学習で浸かっていることもあり、本学級の子どもたちは近江町市場が大好きである。「なんで行かんのかが分からん!」という発言があったように、素朴に観光客数の方が多いということについて強く疑問に思っているようだ。 そこで、地元客近江町市場に…