社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

現状の打開策

 規定路線の決め決めで動いていないこともあり、総合の授業展開を完全に見通すことはできない。(既存のカリキュラムをなぞるだけのものは非常に容易であるが…)実社会とのつながりの中で、落とし所を水面下で探ったり、交渉をしたりすることが必要であるためだ。これまでの総合の中では、この時期までくると、「あ、協力しますよ」という【学校への協力】という段階から「じゃ、この際、何か一緒にやろうか」という【学校との協働】の段階にシフトするはずが、今年はなかなかそれが難しい。近江町市場が今が繁忙期であることと、組織がトップダウンではないことが原因であろう。もちろん、自分と関わってくださる方は、非常に熱い思いがあり、親身にいろいろ教えてくれるが、それと協働的に何かを行うことは別問題である。

 うすうすこのままじゃ、社会参画の取り組みを行うことは難しいということを10月から感じていながらも、どうしようかと考えていた。そんな中、時期は異なるが2件自分のもとに依頼があった。

 1件目は、1学期に来校いただいた、オリンピック関連推進事業室からの依頼である。金沢からかみの団扇を送ったが、それをあらためて、デザインの段階から子どもたちに考えてもらい、作って送ってほしいとのことである。

koufuku54.hatenablog.com

 2件目は、全国選抜小学生プログラミング石川県大会に応募してほしいという某所からの依頼である。本学級で取り組んでいる活性化のアイデアの一つにあるアプリへの反応であった。

hk-event.jp

 この2件に関しては、どちらも近江町市場の方の全面的な協力の中で実現していくものではないため、ある意味、現状の打開にはつながるとは思った。だが、それはこちら側の都合であるため、ここではどちらも即答することはやめ、子どもたちと相談することとした。この相談が非常におもしろく、ある意味、子どもの成長を強く感じた。それぞれの件の詳細については別記事で取り上げる。