社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

つらい事実の報告

 3学期の学習がスタートして、2週間が終わった。2学期に取り組んでいたことの結果に関する詳細はある事情で割愛するが、新たな方法を探さざるを得ない状況となった。出た結果は残念であるが、こういうことが子どもたちの学びになると信じている。世の中、取り組んだこと全てがうまくいくわけではないし、その状況に応じてどんなことをしていくかことを常に考えていくことができる子を育てたい。それゆえ、今回のことを今後の学びにつなげていきたかったし、こういう時にこそ、前を向くマインドをもってほしいと考えていた。

 冬休み期間、ずっとゲーム交流を実現させるための方法を考えていたが、ふと子どもたちの顔がうかんできた。自分は何がで何でも実現させてやろうという気持ちがあるのだが、子どもたちは何と言うのだろう、と。なかには、心のどこかで「もういいやん」っていう子もきっといるんではないかと考えた。となると、自分の思いを語るよりも、まずは、子どもたちにみんなは頑張っていたのに、このような結果になってしまったということを謝らなけれないけないし、あの子たちは何と言うかを聞かなければならない。それをしないと、子どもたちを置き去りにしてしまうということに気がついた。

 そこで、3学期1回目の授業で、自分のゲーム交流を実現させたいという気持ちは一旦伝えず、結果と申し訳なかったということだけを伝え、思っていることを聞くことにした。間違いなくマイナスの気持ちもあるだろうし、それは甘んじて受け止めるつもりだった。

 だが、蓋をあけて見ると、子どもたちの意見に本当に驚いた。くやしい、残念、つらい、悲しいというものが多くを占めるだろうなと思っていたが、大半が次の行動をどうするかということを述べていた。予想と大きなズレもあったことに加え、子どもたちのめげない強さに心を打たれた。子どもたちにもゲーム交流を何とか実現させたいという意志があるということが分かったので、それであれば、自分の思いを伝えてもよいと判断し、子どもたちに、①頑張ったことが全ていい結果につながるとは限らない、②本当に頑張っていると、支えてくれる人が現れる、③あきらめず成功するまでやり続けることが大切であるという3つのことを話した。その後、オリンピック関連推進事業室のXさんとYさんも冬休み期間中に実現に向けて動いてくれているという事実を伝えた。この時間を通して、何としてでも実現させなければならないと感じた。

  • 無理だったけど、他の方法がないかを探してみたいです。そして、支えてくれるXさん達に感謝したいです。

  • くやしいけど、手紙の内容とかを考えたことには意味があったと思うので、また別の方法を考えていきたいです。それに今までしてきたことをあきらめてしまったら、努力が無駄になるので続けていきたいです。

  • 先生は自分に責任があると言っていたけど、それはちがうと思います。(途中略)わたしたちにも責任があると思うし、せめないでほしいです。

  • あと学校は44日だけど、その間に問題を解決できるようにみんなと協力をして頑張りたいです。