社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

【11月5日】専門家の方への質問【11月6日】情報の整理

 11月5日には、それぞれのチームの方に専門家をお招きし、体験アイデアを具体的に考える上で聞きたいことを質問する時間を設けた。また、11月6日には、その学んだことを整理する時間を設けた。本記事では、それぞれのグループにおける両日の詳細について述べる。なお、その際には、現時点で子どもたちがどんなことを考えているか、具体的な記述を取り上げる。

<伝統作品づくりチーム>

 加賀繍を実際に体験させてもらえた。そもそもの工程でどんなことを行うのか、材料は何か、時間はどれだけかかるのかということなどを具体的に聞いていた。

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  • 本当に複雑で難しいから、体験にあった簡単なものを準備しないといけない。
  • 難しい技術にしたら、時間がオーバーしてしまうので簡単にできて、かわいいものを作るようにしたい。

<金沢からかみチーム>

 金沢からかみの定義を知り、からかみを作成する際の工程などについて質問していた。また、絵柄を作成する手順を実際に体験していた。

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  • 時間がかかってしまうから、この部分についてみんなで考えないといけないと思った。
  • がらと色も、金沢のものならなんでもいいけど、その中から、しぼってなににするかを考えようと思いました。
  • 時間はないんだけど、刷るという体験はした方がいいと思った。

<和菓子体験チーム>

 食品を扱うチームであるため、体験はなかったが、その分、アイデアについて具体的に考えることができていた。

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  • 「あんこ」に色をつけたり、「季節」にあうものを使ったりするのはいいと思いました。
  • あんこについては、加賀野菜を使うことで金沢らしくなると思うし、自分の好きな味のあんこが選べるから、自分のオリジナル和菓子を作れるようになると思います。

<染物チーム>

 草木染めを実際に体験させてもらえた。また、それぞれの工程でどんなことを行うのか、材料や必要なものは何か、時間はどれだけかかるのかということなどを具体的に聞いていた。

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  • 社長が言っていたターゲットについては考えていないということに気がつきました。このことについて考えないといけないと思いました。
  • かかる時間はものによって違うけど、(体験をしてもらう前に)先にやっておいた方がいいこともあると思いました。

シルクスクリーンチーム>

 草木染めチームと合同で展開していった。実際に、シルクスクリーンの体験をしながら、材料などについて質問していた。

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  • 着ている服がよごれてしまうと大変だから、よごれないような工夫が必要だということがわかりました。
  • 柄を全て自分で作ってもらうのは時間がかかるから、いくつかの中から選んでもらうことが必要だなと思いました。
  • 体験のために必要なものを準備しておくことが必要だと思いました。