社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

2019-01-01から1年間の記事一覧

【12月11日】プレゼンの構成を考える

プレゼンの構成(骨組みのみ)を考える時間とした。子どもたちにとって膨大な情報(自分たちが体験してみたこと、調べたこと、専門家の方から聞いたことなど)から、一度離れて考えることで、あらためて情報の整理が促されると考えたためである。 授業導入部…

【12月10日】プレゼン作成に向けて

各チームで体験の具体が完成しつつあり、あとはどのように伝えるかという段階に来ている。進度状況もチームごとによってズレが生じるため、プレゼンする際に大切にすべきことを一度確認することとした。何かあった際には、ここに各チームが立ち返ることが大…

【12月3・5日】各体験内容の具体化

少し投稿が滞ってしまった。第2回プレゼンの日が確定していなかったため、全体的に進度が遅くなっていた。5日に第2回プレゼンの日を伝えたところ、内容の検討だけではなくプレゼンの作成までいかなければならないという思いから、急にペースがあがってい…

【11月20日】前時の情報整理

17日は、ゲストティーチャーから聞いたことを整理する時間を十分に確保できなかったため、整理する時間をとることとした。「分かったこと」、「新たに見つかった課題」という2点の整理が終了したグループから順に報告にくるよう指示した。なお、待ってい…

【11月17日】実現が可能か専門家に聞く

それぞれのグループで、自分たちのアイデアが実現するかどうかを専門家から聞き、新たな課題を見出していくという授業展開を考えていた。研究発表会用に指導案を書いていたので、以下に添付する。 それぞれのグループで新たな課題を見出していた。例えば、染…

【11月14日】授業の隙間時間

総合的な学習の時間は週に2回しかない。週に2回では、子どもたちの学習に対する意識はやはり途切れてしまう。そこで、今年度は、週に2日間の朝自習の時間を総合に関する内容で各自が取り組む時間を設定している。(これは高松の河田祥司先生に教えていた…

【11月12日】体験の具体を考える

第2回のプレゼンは、「①ターゲットを明確にして」、「②具体的な内容を提案する」ということをプレゼンに盛り込むことを以前、滋彦社長は子どもたちに伝えていた。だが、熟慮の末、①ターゲットを明確にするということは今回のプレゼンの条件から外してもらう…

【11月5日】専門家の方への質問【11月6日】情報の整理

11月5日には、それぞれのチームの方に専門家をお招きし、体験アイデアを具体的に考える上で聞きたいことを質問する時間を設けた。また、11月6日には、その学んだことを整理する時間を設けた。本記事では、それぞれのグループにおける両日の詳細につい…

【10月31日】専門家に聞きたいこと

10月29日には、これからの方向性を確認することを行った。その際には、滋彦社長のコメントをもとに、次回のプレゼンではどんな内容を盛り込むことが必要かを確認した。ここでは、1)ターゲットを明確にすること、2)体験の詳細を述べることを条件とし…

社会とつながる実践で学べること

以前の記事で自身の教師哲学について述べた。 koufuku54.hatenablog.com 今回もやはり、子どもたちの姿から、社会とつながる実践のよさを感じたので記事にまとめておくこととする。 現在の子どもは、空き家そのものではなく、「山田滋彦社長に対して、自分た…

【10月24日】プレゼン本番

山田滋彦社長に来校いただき、プレゼンを行った。プレゼン後、滋彦社長が質問し、子どもたちが質問に答えていた。活用アイデアのうち、実現性の高さから【染物チーム】、【伝統作品づくりチーム】、【シルクスクリーンチーム】、【唐紙チーム】、【和菓子づ…

【10月23日】プレゼンの修正を行う

前回取り上げた記事から取り上げてない授業があったが、構成をもとに補足説明を考え(1時間)、資料を作成し(1時間)、リハーサル(1時間)を行った。 24日のプレゼン本番に向けて、それぞれが細部にこだわり何度も練習を繰り返している。前日に何をし…

「話し合うこと」における資質・能力の育成を目指した教科横断的な授業設計

国語科の「話すこと・聞くこと」領域における題材として総合的な学習の時間と教科横断的な授業を行っている。学習指導要領には「目的や進め方を確認し、司会などの役割を果たしながら話し合い,互いの意見の共通点や相違点に着目して、考えをまとめること」…

各グループにおける活用アイデアの詳細

以下が、子どもたちが現在、考えている活用アイデアの具体である。 染物チーム元染物屋であるということを考慮した結果、染物体験をすることを提案することとなった。夏休みに染物体験をした児童が2人いるため、提案が非常に具体的である。また、金…

【10月17日】プレゼンの構成を考える

それぞれのグループでプレゼンの構成を考えることを行った。「プレゼンでどんなことを伝えるといいのか」と冒頭部分で問うたところ、多くの意見が出されたものの、結果的に「体験の内容」と「それを提案する理由」の2つに分類できた。4年生は昨年度からの…

【10月15日】提案するアイデアの弱い部分はどこかを考える

子どもたちの考えた現時点でのアイデアについて、滋彦社長に見ていただいた。アイデア選定の観点(①金沢らしさがあるか、②オリジナル性があるか、③ニーズはあるか)とそれぞれのアイデアに対する現時点での評価を端的に示したスライドを作成していただいたの…

【10月11日】各グループの課題を調べる

国語科「話すこと・聞くこと」領域における題材収集として、プレゼンのために必要な情報の収集を行った。前回の記事でも取り上げたように、各グループで取り組む内容が異なるため、新着状況の把握をしなければならない、その見える化のため黒板に現在取り組…

【10月10日】各グループごとの課題をもつ

子どもが考えた12の体験アイデアの中から、7つにしぼった。山田滋彦社長と相談の上、無形のサービスとなる「方言」、「クイズ・スタンプラリー」及び、差別化が難しい「茶道」、そのものの活用が難しい「庭をつかった体験」をアイデアから除いた。子ども…

【10月7日】町家活用アイデアの共有

町家見学を経て、自分たちで考えたアイデアを共有した。12個のアイデアを全体で確認できた。ここから、自分が取り組みたいアイデアの希望のもと、グループを構成していく。そして各グループでは、(1)(2)(3)について考えさせていくこととする。な…

授業力向上ゼミ・今後の方向性について

金沢大学授業力向上ゼミでこの取り組み及び構想について発表を行い、たくさんのご意見をいただいた。以下のスライドが自身の総合の授業づくりで大切にしていることを端的に表したものである。このことを念頭に起き、これまで実践に取り組んできた。ただ、こ…

【10月2日】アイデアを考えるための町家見学【10月3日】情報の整理

町家でどんな活用ができるかを考えるため、実際に見学に行った。子どもたちは目の前で見る実際の町家の様子に、多くの気づきを得ていた。また、山田社長のご配慮と、趣旨にご賛同してくださった家主の方をはじめ、町家事業に関わってくださっている多くの方…

【9月29日】町屋見学に向けて(授業外)

町屋活用に向けて、アイデアを考えているが、ある子のふり返りに「写真だけでは細かい部分までわからないので実際に見たい。」という記述があった。そこで、終わりの会でそのふり返りを取り上げたところ、賛同の声が多く聞かれた。そこで、実際に町屋に見学…

【9月18日】町家活用アイデアをさらに具体化する

前時で考えたアイデアは入り口としてはいいものの、活用アイデアの事業化に向け、今後ますます絞りをかけていかなければならない。それに、実際に見にいくことへの必要感も子どもたちにはない。そこで、前回の授業で生み出したアイデアをさらに焦点化するこ…

【9月17日】山田滋彦社長の条件にあう町家活用アイデアを考える

株式会社こはくの山田滋彦社長の「借りている物件(元空き家)を活用した事業のアイデアを出してほしい」という流れを受け、町家をどのように活用できるかということを考えた。アイデアを出す際には制限をかけずに数を出すことが大切であるが、突拍子もない…

【9月12日】株式会社こはく山田滋彦社長GT

教室に訪れていただいたあとりいえのやまださんに来ていただいた際に、「みんなが考えた住む以外の空き家の活用方法をすでに実現している人がいる」ということで、株式会社こはくの山田滋彦社長を紹介していただいた。実際に会って話を聞きたいという声が多…

【9月5日】おくりいえプロジェクト

夜の図書館べーるの館長佐々木さんの話に出てきたあとりいえのやまださんに来ていただいた。今回は、以下のような流れで授業を展開していった。 子どもたちには、町家のよさを感じ、「おくりいえプロジェクト」に取り組むやまださんの思いに気づいてほしいと…

【9月3日】2学期の方向性の確認

2学期の総合の1時間目は、1学期の流れと今後の方向性の確認をした。 総合の授業がとても印象深かったらしく、「あの時にこんなことがあった」や、「〜がびっくりした」などの具体的なエピソードをもとに、終止明るい雰囲気で授業が展開していった。 その…

本ブログの位置付けについて

本ブログの位置付けを以下のように設定したが、持続性という観点で変更する。 今年度の学校研究の関係上、児童のふり返りを重点的に取り上げる。具体的には、毎時間の児童のふり返りを以下の4領域に分類する。この分類を行いながら、授業改善に向けた検討を…

【一次第9時】考えたアイデアを提案する

<授業構想> 本時は研究授業である。ここでは、指導案を示す。 <授業省察> 領域1・・・2人 領域2・・・11人 領域3・・・3人 領域4・・・4人(領域4の人数が増えているのはタイムマネジメントに課題があったからであると考えられる。) 授業検討会では、…

【一次第8時】「空き家のよさ」を整理する

<授業構想> ねらい:見学や新たな映像資料をもとに、管理されている空き家のよさを理解することができる。 住宅政策課の方への提案について確認する 課題を共有する 見学を分かったことを整理する 整理したことから「空き家のよさ」について考える 見学し…