社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

社会とつながる実践で学べること

以前の記事で自身の教師哲学について述べた。 koufuku54.hatenablog.com 今回もやはり、子どもたちの姿から、社会とつながる実践のよさを感じたので記事にまとめておくこととする。 現在の子どもは、空き家そのものではなく、「山田滋彦社長に対して、自分た…

【10月24日】プレゼン本番

山田滋彦社長に来校いただき、プレゼンを行った。プレゼン後、滋彦社長が質問し、子どもたちが質問に答えていた。活用アイデアのうち、実現性の高さから【染物チーム】、【伝統作品づくりチーム】、【シルクスクリーンチーム】、【唐紙チーム】、【和菓子づ…

【10月23日】プレゼンの修正を行う

前回取り上げた記事から取り上げてない授業があったが、構成をもとに補足説明を考え(1時間)、資料を作成し(1時間)、リハーサル(1時間)を行った。 24日のプレゼン本番に向けて、それぞれが細部にこだわり何度も練習を繰り返している。前日に何をし…

「話し合うこと」における資質・能力の育成を目指した教科横断的な授業設計

国語科の「話すこと・聞くこと」領域における題材として総合的な学習の時間と教科横断的な授業を行っている。学習指導要領には「目的や進め方を確認し、司会などの役割を果たしながら話し合い,互いの意見の共通点や相違点に着目して、考えをまとめること」…

各グループにおける活用アイデアの詳細

以下が、子どもたちが現在、考えている活用アイデアの具体である。 染物チーム元染物屋であるということを考慮した結果、染物体験をすることを提案することとなった。夏休みに染物体験をした児童が2人いるため、提案が非常に具体的である。また、金…

【10月17日】プレゼンの構成を考える

それぞれのグループでプレゼンの構成を考えることを行った。「プレゼンでどんなことを伝えるといいのか」と冒頭部分で問うたところ、多くの意見が出されたものの、結果的に「体験の内容」と「それを提案する理由」の2つに分類できた。4年生は昨年度からの…

【10月15日】提案するアイデアの弱い部分はどこかを考える

子どもたちの考えた現時点でのアイデアについて、滋彦社長に見ていただいた。アイデア選定の観点(①金沢らしさがあるか、②オリジナル性があるか、③ニーズはあるか)とそれぞれのアイデアに対する現時点での評価を端的に示したスライドを作成していただいたの…

【10月11日】各グループの課題を調べる

国語科「話すこと・聞くこと」領域における題材収集として、プレゼンのために必要な情報の収集を行った。前回の記事でも取り上げたように、各グループで取り組む内容が異なるため、新着状況の把握をしなければならない、その見える化のため黒板に現在取り組…

【10月10日】各グループごとの課題をもつ

子どもが考えた12の体験アイデアの中から、7つにしぼった。山田滋彦社長と相談の上、無形のサービスとなる「方言」、「クイズ・スタンプラリー」及び、差別化が難しい「茶道」、そのものの活用が難しい「庭をつかった体験」をアイデアから除いた。子ども…

【10月7日】町家活用アイデアの共有

町家見学を経て、自分たちで考えたアイデアを共有した。12個のアイデアを全体で確認できた。ここから、自分が取り組みたいアイデアの希望のもと、グループを構成していく。そして各グループでは、(1)(2)(3)について考えさせていくこととする。な…

授業力向上ゼミ・今後の方向性について

金沢大学授業力向上ゼミでこの取り組み及び構想について発表を行い、たくさんのご意見をいただいた。以下のスライドが自身の総合の授業づくりで大切にしていることを端的に表したものである。このことを念頭に起き、これまで実践に取り組んできた。ただ、こ…

【10月2日】アイデアを考えるための町家見学【10月3日】情報の整理

町家でどんな活用ができるかを考えるため、実際に見学に行った。子どもたちは目の前で見る実際の町家の様子に、多くの気づきを得ていた。また、山田社長のご配慮と、趣旨にご賛同してくださった家主の方をはじめ、町家事業に関わってくださっている多くの方…

【9月29日】町屋見学に向けて(授業外)

町屋活用に向けて、アイデアを考えているが、ある子のふり返りに「写真だけでは細かい部分までわからないので実際に見たい。」という記述があった。そこで、終わりの会でそのふり返りを取り上げたところ、賛同の声が多く聞かれた。そこで、実際に町屋に見学…