社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

選手としたいこと

 昨年度の実践では、「コロナ禍ならでできること」を考えるあまり発想に広がりが十分に見られなかった。当初はそれがいいと思っていたが、今回は一度「コロナ禍」という思考の制限となるものを外してみようと考えた。(まずは、発想を広げ、そのあと絞りをかけていく展開)

 まずは導入時に、前回の授業で「関わりたい」という声があったのを確認し、「関わる」ということの具体について問うた。関わりという曖昧な言葉が「仲良くなる」「お互いのことを知る」という言葉に置き変わった。その後、どんなことをしたいかを確認する中で、子どもたちがしたいことは、【一緒に何かする】、【選手について知る】、【フランスの文化を知る】、【日本の文化を知ってもらう】という4つに大別することができた。この中で、特に「一緒に何かする」ということに関心をもつ子が多かった。この次の時間にコロナの状況を踏まえて何ができるかということを考えていきたい。

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 ただ、【一緒に何かする】ということについてはかなり限定的になる。オンラインがベースになるであろう。そこは次の授業までにどんな可能性があるのかを会話を通して探っていきたい。また、授業終了後、フランスのことを端末で調べる子が多くおり、特に、ストリートビューでパリの街並みを見ている子の周りに多くの子集まっていた。今日の授業で今後の探究の土台を構築できたように思う。ただ、昨年度同様、どうもコロナ前までに比べ、展開が遅くなる。これは本当に悩ましい…。