社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

【9月29日】町屋見学に向けて(授業外)

 町屋活用に向けて、アイデアを考えているが、ある子のふり返りに「写真だけでは細かい部分までわからないので実際に見たい。」という記述があった。そこで、終わりの会でそのふり返りを取り上げたところ、賛同の声が多く聞かれた。そこで、実際に町屋に見学に行き、細かい部分まで見てくることとした。

 ただ、この点については教師の決め打ちで展開していくことは望ましくないため、学校長に校外まで出るための許可や、山田社長のメールを送るなど一連の手順を経験させた。これらの手順をふむことによって、単に見学に行くという感覚ではなく、自分たちでつかんだ見学という感覚を味わうことができる。実際に、学校長から許可が出た際には、教室の窓ガラスが揺れるほどの歓声があがった。明日、町屋の見学に行くことになるが、早く見たいという気持ちがどの子からも伝わってくる。

 また、総合の授業は1週間足踏みをせざるを得ない状況だったが、その際にも教室広報部の総合ボードに貼るレポートに取り組んできた子が数名いた。なかには、山田社長が出演していた情報番組を録画し、何度も見返しながら、レポートを書いている子もいた。そんな姿に感化され、少しずつレポートの数も増えてきている。また、先日行われたおくりいえプロジェクトに2名の子が参加してきたそうだ。授業外でも自発的に動く姿から、子供たちの心に火がついていると言える。

※取り組んできたレポートの一部

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 なお、9月24日付の北陸中日新聞で本実践が一面に取り上げられた。これを機に、この実践にさらに協力してくれる方が増えることを願っている。

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