総合ボード
総合の授業は週に2時間であり、意識をいかにつなぐかということが課題として残る。このことについては、空き家問題の実践化に向けてで取り上げた。この打開策として、教室後方部に以下の総合ボードを設置することとした。児童が自主的に調べてきたことや、児童のふり返り、新たに生まれてきた疑問など授業で取り上げられなかったことを位置付けていく。
もともと自主的に調べてきていたこともあり、設置後の4日間で8名のレポートを掲示することができた。内容については「空き家を処分するには多くの費用がかかること」、「今後ますます空き家が増えていくことになる」、「空き家は東京などの都会でも問題になっている」などであった。自主的に調べてきたことも今後の展開に大いに役立つものである。これらのことをどう授業の中に位置づけるかについては検討の余地が残る。なお、この情報ボードに掲示する前には、調べてきた児童が朝の会を利用し、情報を共有している。
また、このボードが教室の風景になってはあまり意味がなく、見るだけでは徐々にボードからはなれていってしまう。そこで、見るだけでなく、取り上げた児童だけではなく、見た児童がコメントを残せたり、共感した記事にシールを貼るような参画する要素についても検討していくこととする。