社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

【10月24日】プレゼン本番

 山田滋彦社長に来校いただき、プレゼンを行った。プレゼン後、滋彦社長が質問し、子どもたちが質問に答えていた。活用アイデアのうち、実現性の高さから【染物チーム】、【伝統作品づくりチーム】、【シルクスクリーンチーム】、【唐紙チーム】、【和菓子づくりチーム】が選出され、残念ながら【料理作りチーム】、【昔体験チーム】が不選出となった。

 

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 このようなコンペ形式の授業では、全ての児童が報われるわけではないので批判されることがあるが、社会に出るとこのような経験は数多くある。報われなかった子へのアフターフォローさえしっかりすれば、全く問題ないと思う。授業後、じっくりふり返りを見ていたが、どの子どもにとっても大きなプラスとなっていたと感じた。以下で、選出されず一番悔しがっていた子のふり返りである。単に、悔しいで終わっているのではなく、理由を自分なりに解釈し、前に進もうとしていることが分かる。

  • 今まで精一杯やってきました。チームのみんなも最善を尽くしてくれたのではないかなと思いました。結果は不合格で採用されませんでした。くやしかったです。社長は良いところと悪いところを両方教えてくれました。(途中略)そして、悪かったところは、オリジナル性を出してきれていなくて、くわしくできなかったというところです。私は、この失敗をいかして、次は他のグループの人たちのものと一緒に実現に向けてがんばって取り組もうと思います。

 なお、この後の展開として、滋彦社長から「①すでに(それぞれの体験について)やっている人から具体的なことを聞き」、「②体験の詳細を考える」ということを道しるべとして示してもらった。この2つをもとに展開していきたい。