社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

【11月14日】授業の隙間時間

 総合的な学習の時間は週に2回しかない。週に2回では、子どもたちの学習に対する意識はやはり途切れてしまう。そこで、今年度は、週に2日間の朝自習の時間を総合に関する内容で各自が取り組む時間を設定している。(これは高松の河田祥司先生に教えていただいたことをもとにしている。)また、iPadが全員分届いた10月中旬以降は休み時間でも学習に必要なことであれば、iPadを自由に触ってもよいということとした。なお、それぞれのグループにメールアカウントを付与しており、必要に応じて専門家の方にメールを送ってもよいということにしている。(この布石は9月に行っている。以下、記事)

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 現時点では、どのグループもこれでいいのか自分たちのアイデアが実現できるかどうか判断がつかないという状況であるため、以前来てもらった専門家の方に答えてほしいと考えている。「メールで来てもらうようにお願いしてもいいですか?」という声を受け、教師が文面の確認したのち、4つのチームは、専門家に来て欲しいという依頼メールを送っていた。「自分たちが依頼して来てもらった」という感覚を大切にさせたかったため、事前に専門家への根回しは済んでいるが、そのことは伏せてある。なお、残り1つのチームに関しては専門家の方がアドレスを所有していないため、電話で交渉を行った。

 実際に、教室に来てもらえると答えてもらった時には、グループメンバーで手を取り合って喜んでいた。このように自分たちで学びを創り上げているという感覚を総合の授業では大切にしていきたいと考えている。

 さて、専門家をお招きし、自分たちのアイデアにツッコミを入れてもらう場面で、彼らにどんな気づきがあるのか非常に楽しみである。