社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

実際にかかった人、スポーツ選手の思い

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 前回の記事に取り上げた「コメント欄の資料が多過ぎてどれを見ればいいか分からない」という課題を授業冒頭部で確認した。前回途中で終わっていた実際にかかった人、スポーツ選手の思いを明らかにするとともに、コメント欄への書き込みに関する課題の解決策もこの時間でなんとかしたいと考えた。

 数ある児童が見つけてきたサイトから、2事例提示し、そこから思いを実際に読み取った。実際にかかった人の思いに関しては、ヒカキンTVに登場されて思いを語ってくれていた芸人さんのインタビューを参考にした。スポーツ選手に関しては、次のオリンピックに向けて練習に取り組む選手のコメントを参考にした。いずれも、子どもたちが明らかにしたがっていた思いをつかむことができた。

 終末場面で、「コメント欄の件、どうしよっか?」とたずねると、「こんなこと分かるよ、って書いてからURLをはればいい」という意見があった。板書を、【緑枠=資料】、【黄色文字=思い】と書いていたため、それを見てそう思ったとのことである(これに近い感じになってほしいと意図的に書いていた)。「たしかに!」などの反応を拾い、そこからクラスの新たなルールとした。

 授業後、前回投稿にURLベタ貼りの投稿が1つあったが、15日の授業内容の投稿には、新たなルールを意識したコメントが見られた。このことを価値付けして、いっそう有効な活用を目指していきたい。

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 少し授業の内容とはズレたが、大切なことなので記載しておいた。

 なお、内容に関しては、<オリンピックの運営に関するコロナの影響>、<そもそも金沢は運営に関係してるのか>というところは解決していないと確認。総合は授業だけではなく、朝の会や隙間時間などにも話することを心がけているので、この点については4年生が中心になって金沢市オリンピック関連推進事業室の人にコンタクトを取り、次週来てもらうことになった。去年からの総合で慣れているため、この点のスピード感は本当にすばらしいと思う。