社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

プレゼンチーム発表②

 当初は3コマを計画していたが、一人一人の発表のあとの質疑応答・感想のフィードバックに時間がかかっていたこともあり、追加で1コマ(合計4コマ)が必要となった。ちなみに、子どもたち曰く、”へぇ〜”や”ハテナ”だけではなく、”やっぱり”があるとのこと。

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 前回の記事でも述べたように、今回の発表でも社会科とのリンクがかなり見られた。子ども自身もそのことを感じているように思う。

 また、今回、非常におもしろかったのは、一人の発表を起点として情報の蓄積から課題解決に至ったという点である。近江町市場では熱中症対策で氷柱を置いているが、ある子がそのことを工夫として取り上げた。その取り上げられた氷の中には、花が入っていた。その後、自分もその氷を見たという子4人が、タブレットで撮影してきた写真(写真2〜5)を全体に示した。「なんでこんな氷の中に物をいれとるんかな?」という素朴な疑問から、あーでもない、こーでもないの議論があり、最終的には、証拠の写真(写真6)を見せながら、「コロナ対策で触ることができないから、お客さんが目で見ても楽しめるようにしているのではないか」という結論に至った。

(写真は後日アップ)

 例年、このような展開では、実際に見た子とそうでない子に温度差が生まれる。だが、証拠の写真があることで、共通の土台が確立された。場面だけ見ると、小さなことかもしれないが、大きな一歩だったように思う。タブレットを自宅に持ち帰らせているからこそできた。こんなことが他にも生まれるように期待するとともに、何かシステムを構築したい。