社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

【9月17日】山田滋彦社長の条件にあう町家活用アイデアを考える

株式会社こはくの山田滋彦社長の「借りている物件(元空き家)を活用した事業のアイデアを出してほしい」という流れを受け、町家をどのように活用できるかということを考えた。アイデアを出す際には制限をかけずに数を出すことが大切であるが、突拍子もないものは学習としてふさわしくない。そこで、考える枠組み(条件)として、山田社長が大切にしている思い2つ(地元の人にも愛されるもの、古いよさを残す)を取り上げた。

また、現地を見ていない状況であるので、(ここは児童から見たい!見なければやっぱりだめだ!という声が児童から出てから見に行く展開を構想としている)ペアに1台のタブレット環境で、町屋の写真を見させた。その限られた写真から、子供たちは、どんな活用ができるかを考えていた。

実際に出ていた考えは、「何かの店にする」、「何かの体験の場にする」、「何かを展示する場にする」という3つに大別できた。なかには、それぞれの要素を複合させたものもいいのではないかという考えも出ていた。ただ、ここには具体性が乏しい状況であるので、それは今後の展開で詰めていきたい。

授業最後に、3つのもので特にどれに挑戦してみたいかについてネームを貼って意思表示をし、ふり返りを書いて学習を終えた。

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(以下は子どものふり返り)

  • クラスのみんなが一人一人古いものを集めて展示するというものがおもしろいと思いました。わけは、アイデアが実現するのだったら、自分たちのものが展示されるというものも目指していきたいし、手伝いたいからです。
  • 3つの中からとても選べなかったけど、自分は古い物に興味があるから展示を選びました。展示を通して、興味をもってもらって、それから体験を始めるというのもいいかもしれないと思いました。
  • 体験、展示というものを一部屋ずつに入れてもいいと思います。理由はやっぱりどれもしっかりと歴史というものもあるからです。
  • 授業を通して、体験がいいなと思いました。わけは、地元の人にもやってみたら、「金沢ってこんなことがあるんだな」や「いいな」という思いがでるからです。でも、3種類ともどれもいいアイデアだなと思います。次はそれを山田社長に言いたいです。