社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

小グループごとの交流プロジェクト〜プレゼン本番〜

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 オリンピック関連事業推進室のXさん、Yさん、交流員のZさんを教室に招き、それぞれのグループの取り組みの構想を伝えた。今回は、あえてXさん、Yさんに事前にどんなチームがあるか、どんな取り組み内容を考えているのかということに関する情報共有をしなかった。リアルなフィードバックを子どもたちに返してほしいと考えたためである。そして、市の取り組みとしてダメだと判断した際は、ダメだという結果を出してほしいと伝えておいた。

 それゆえ、当日のプレゼン終了後には、微妙なところのツッコミや質問が非常に多くあった。準備していたものを語るのではないため、子どもたちにとって、この質疑が非常に難しい。だが、日常生活ではなかなかないため、大きな学びになると考えた。結果は、6チーム中、1チームが採用、5チームが条件付き採用となった。この条件付き採用というところでのXさん、Yさんの条件が次の展開に迎えるにあたり、大きな意味をもつと考える。

 例えば、日本料理をフランス人選手に伝えようチームでは、明確な理由をもとに(日本らしい・作るのが簡単)、うどん・そばを取り合げていた。だが、「うどん・そばはあまりにもメジャーすぎてほとんどのフランス人が知っている」というツッコミを受け、題材を見直すこととなっている。(以下、ふりかえり参照)

  • とりあげた食べ物がすでにフランスで知っているものを選んでしまっていました。このことは知りませんでした。ここはあまりよくなかったので、何を取り上げるかということをしっかり考えたいと思います。フランスでは日本料理の何を知っていて、何を知らないかを調べていきたいです。 

 このあとは、いったん小グループでの展開を保留にし、全体で取り組む(オンラインゲームで一緒に遊ぶ)ことにモードを変えたい。子どものやりたいが多々あるため、このように複数のストーリーで展開しているが、これがなかなか難しい。総合のストーリーがこれまでは単線であったが、今回は複数路線(全体で進めること、今回のように師小グループで進めること)で展開していっているので、(子どもにとって)少し煩雑さがあるように思う。このあたり、非常に難しい。何らかの工夫が必要である。