社会とつながるリアルな学びの実現に向けて

本ブログの趣旨は以下の2点である。(1)社会とつながるリアルな学びを実現する授業の構想と整理の場の確立(2)社会とのつながりの構築

古川社長への手紙内容を考える

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 手紙内容を考える。授業前日に、自分ならどんな手紙内容にするかについて考え、毎日書く日記の代わりに書いてくるように指示した。各々が思い思いに書いてきていた。これまでの学習でのことを想起しながら書き、一生懸命さが伝わってくるものの、当然のことながら不揃いである。それゆえ、授業時間にどんな文を書いたのか共有し、構成を考えることとした。

 子どもが発言している内容をその場でPCでテキスト化し、ディスプレイに投影していった。合計25文となった。構成を考える際にも一苦労したので、打ち込んだテキストを一度各自の端末に配布した。そして個人の端末で見直し、各々が一度構成を考え、その後、全体で共有した。

 最初のあいさつや主張などすんなり決まるところは決まったが、そうでないところはなかなか意見がまとまらなかった。一番意見が分かれたところは、【自分たちがしてきたこと→これからのこと】か【これからのこと→自分たちがしてきたこと】のどちらの方がより伝わるかということである。結局は一度文章をすべて順番をつなげて、どちらのパターンがふさわしいかを判断しようという結論に至った。

 これは仕方がないことであるが、文章量が非常に多くなってしまったことに関しては反省の余地がある。途中から、文章のカテゴライズ(A〜N)をしたが、当初からそのように文章を整理しながら展開をしていけばよかった。

  • 今日の授業で、手紙の順番を決めました。順番は、A→M→B→D→CG(CG→D)HJL→E→K→N→I→Fに決まりました。他の人が、〇〇の順番がいいんじゃない?とか言ってて、なるほどなと思いました。他の人の方が意味がより通じたりしました。だから、他の人と相談をしてよかったです。
  • 次は、DCGにするかCGDにするかを決めたいです。それで、少し書いてみたいです。少し違うところがあったら修正していって、古川社長が貸してあげよう!となるようにしたいです。古川社長ともゲームができたらいいです。

 翌日の朝の会で、子どもの文章をつなぎ合わせたものを示し、最終確認を行って手紙を完成させた。また、印刷したものより、手書きのものがよいということになった。誰が書くかとたずねたところ、11名の児童が書きたいということで、くじを行い、選ばれた1名が書くこととなった。何とか古川社長のもとに届いてほしいものである。